今年も震災の日がやってきました。
各種イベントの自粛ムードの影響か、9年前のことだからなのか、
ニュースでも少しおとなしめの印象です。
私は当時施設警備をやっていたので、帰宅困難者を間近に見る機会がありました。
施設警備というのは、ビルの管理会社の下請けの警備ですね。受付と異常の発見がメインみたいな。。。
基本的には震災時はともかくその後は施設の設備関連の方のほうが活躍されてました。
さて、当時は今ほど防災グッズがなく、毛布などが常備されるのは一部の大企業系列の会社
だけな印象でした。
すごいな、と素直に思ったのはそれら大企業の方々の対応の早さと周囲への気配りですね。
当時食料品などが近場のコンビニなどでも完売に近い状態のなか、
「日頃お世話になってますから」
と、炊き出ししてくれたごはんのおすそ分け等、素直に感謝の気持ちがでました。。
我々もできうるかぎり、こうありたいものです。
因みに意外に役立っていたのがエレベーター備蓄ボックスでした。
エレベーター備蓄ボックスは、エレベーターに長時間閉じ込められてしまった際の対応に使うものが
ぎっしりつめられるようになっています。
当然内部にはトイレ用品から食料、果てはトランプなどの遊具まで入っています。
企業さんや管理会社の方々が備蓄ボックスの中身を解放し、帰宅困難者への対応にあてていました。
当然ながら全員にはいきわたるはずもありませんが、粋なはからいとして記憶に残っています。